そこを何とかしのいでください

仕事・夢・勉強・生活 いろいろしのいできた記録。今をしのぎたいあなたに。

初めての仕事-船のホールスタッフ(後編)

前編で、「つづく」と書いてから、2か月以上も経っていることに驚いてる。

do-something.hatenadiary.jp

大丈夫だ、アクセスは少ない。しかし★をもらってしまったので書かねばなるまい。(私が重いわ)

さて、2か月の内に、あなたの仕事探しの目処はついただろうか。私はこの2か月、遊んでいた訳ではなかった。(遊んだけど…)

このブログを上手く成長させるために、全体的な見取り図を描いていたのだ。(試しにひとつ上げてみたけど、文体ちがうね...)

なんか文章を書く上でもやもやしていて、ブログで何がやりたいのか、どうやっていきたいのか分からなかったんだけれど、ようやくある方針を決めたので、更新しやすくやったところ。下書きなら70くらいはある。

ただし、はてなブログは下書き管理が難しいので、同じ失敗はしないように。メモ帳かエクセルに管理するのがいい。

オープニングが長い。ではつづきへ。

目次

  • ワイン販売グランプリ
  • 喜ばれるということ
  • ひそかな野望
  • 変な自信の芽生え
  • まとめ

ワイン販売グランプリ

これは、当時のバイトの職場「クルーズ船」にあるレストランでの販売を競うというものである。売店などは含まれない。

私たち、バイトや常備配膳たちは、各レストランの予約数によって振り分けられる。レストランは3つあり、当時の船では「サンマリノ」「カプリ」「ラセーヌ」と呼ばれていたかな。記載順に扱うコース料理の価格が高い。

さらにそのレストランで、個人のお客さんのテーブルを担当し、ドリンクからデザートまで提供する。多いときでテーブルは6つくらい。もし4名様ばかりだったらてんてこ舞いだ。

私は、「サンマリノ」専属のバイトだったので、少し有利だった。コース料理の価格が高いということは、ワインを飲む確率が高いからだw

ワイン販売グランプリでは、個人客がテーブルにて注文するボトルのみカウントされる。ワインの価格は関係なく、安くても高くても「1本」だったと思う。ハーフボトルの扱いはどうだったかな…これはちょっと忘れてしまった。

私はワインリストを眺め、ワインの特長・価格などを、レストラン業務の長いベテランおじさん(飼い犬の名前はコロ)に聞いたりしながら覚えた。

  • ブルゴーニュ(赤)
  • マルゴー(赤)
  • エルミタージュ(赤・白)
  • シャブリ(白)
  • ピースポーター(白)
  • マドンナ(白)
  • ロゼダンジュ(ロゼ)
  • 神戸ワイン(赤・白)
  • ハウスワイン(赤・白・ロゼ)

覚えているもんですね~20年以上も前なのに。

落ち着いた感じのお客さんで、ゆったりと観光を楽しんでいる方には、好みを聞いて、それぞれ特徴や産地、口当たりなどを説明。
そういう方は、白ならシャブリ、赤ならブルゴーニュだったような。

大人な人は辛口が好き説。

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若い方、せわしない方、地方から来たとアピールされた方は、神戸ワインやハウスワインをすすめた。
神戸ワインはあっさりしていて飲みやすく、お手頃。

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そんなこんなで、ワインの味も知らぬ小娘が、いそいそとワインをすすめ、夏休みは過ぎていった。

喜ばれるということ

テーブルを担当しているということは、ワインのサービスの後も、パンやお水、料理を出したりお皿を引いたりとサービスが続く。

誰に教えてもらったわけでもないが、ワインをすすめて注文いただいた方には、コミュニケーションの一貫として、

「ワインのお味はいかがですか?」とよく聞いて回っていた。結果、「おいしくない」という方はほとんどいず…

それは、さまざまな店頭アンケートや接客業でも使われている「おいしかった」を言わせる手法らしいが、当時の私には知るよしもなく。

お客様は、そんな会話をきっかけに、船のこと景色のことなど聞いてきた。当時は、バブルの余韻があって、バイト人数もそこまで厳しくもなく。
ゆったりと、楽しんで帰られた方も多かったかなぁ。

私は、ワインの数字とともに、その平和なコミュニケーションに味をしめていった。

 

↓関連する読み物を探してみたけれど、こんな感じ…ここまでプロフェッショナルではもちろんないw

www.nikkeibp.co.jp

ひそかな野望

そこまで目立つタイプでもなかったが、バイトの出席率だけは上位。
ワインの売り上げも徐々に頭角を現してきた。

そこで気になったのが同じバイトのN氏。あだ名は「チョハ」。その名の通り、猪八戒のような姿で、性格は温和で明るく、人好きされる人物であった。

そんな人物にさえ「彼さえ押さえれば1位になれる。」と思っていた私…
これがいうなれば「野心」というものではなかろうか。
不思議なことに、1位の景品なり報酬は覚えていない。純粋に1位を狙ってたはず。

他のバイター達のように、恋愛とか化粧とかして楽しくやっていればよかったものを。
(当時は化粧も眉毛の手入れさえしておらず、本音語りのK氏に、ほぼ毎日セクハラされていたww「おーいまゆげキラへんのか~」とか。さらにモテる友達にそれを庇われるなど)

まぁ、誰にも相手にされなかったことでできた野望なのかもしれないが。
そこに存在意義を覚えるようになるのである。

変な自信の芽生え

そんなバイト三昧の中、短大の2年次には、アメリカに行って2か月勉強することになる。(これはまた別の機会に言及)

行った先は、宿題の嵐で。
書くことも多ければ、覚えること、考えることも多い日々だった。

それは英語のレベルがどうとかそういうものではなく。英語圏の小学校に行ってるレベルくらいなのだが、日記にしてもロールプレイイングにしても、いちいち大変なのであった。

でも、なんだかんだで充実した日々。少し、日本を客観視することもできたのかもしれない。

高校まで、特に意志も希望もなく過ごしていた私は、ここらへんで、妙に自信が出てき始める。何もできないのだが、「それはそれでいいのだ」という、根拠のない自信。
それこそが、今まで足りな過ぎた自己肯定感だったのかもしれない。

「変な」というのは、私の今までの人生からしたら特に生まれる予定がなかったと言う意味であり、たいていの人は持っていたくらいの自己肯定感だったとは思う。

アルバイトを今までしたこともなかった私が、接客業を経て、何かをすすめて買ってもらうことの素晴らしさを知る。そんな、気持ち的なジャンプアップが、その後の就職活動に影響してきたのだろうと思う。

 

まとめ

非モテでも楽しもうと思えば楽しめる

人を喜ばすとやっぱり自分もうれしい

サービスを極めればおそらく充実した人生が送れる

バイトは社会の縮図。社会勉強になるし人生が変わる(かも)

(このブログは今後色々と展開するらしい!)